X脚は、足を揃えて立ったときに膝が内側に寄り、膝同士が接触してしまう一方で、足首の間に隙間ができる脚の状態を指します。医学的には「外反膝」とも呼ばれます。この状態は、膝関節の外側に負担がかかることで、長期的には関節や筋肉に影響を与える可能性があります。そのため、関節炎や変形性膝関節症を引き起こすリスクがあります。
原因
X脚は、先天的要因と後天的要因に分けられます。
先天的要因
先天的要因としては、骨格や成長過程の異常によるものや、遺伝的要素が関与していることが多いと言われています。
後天的要因
後天的要因としては、太ももの内側の筋肉(内転筋)や膝周辺の筋力不足や、太ももの外側(外転筋)が過剰に働き、膝が内側に引き寄せられることが関係していると言われています。
また、猫背や骨盤の前傾・後傾など姿勢の問題や、座るときに膝を内側に曲げる「女の子座り」の習慣も影響してきます。
さらに靴の形状や歩行の癖で、膝に負担がかかり、子どもの頃の悪い歩き方や座り方がX脚を助長するとも言われています。
他にも高齢者では、関節軟骨の摩耗が原因でX脚が進行することがあります。
症状
X脚の症状として、見た目の問題があげられます。足の形が「X」に見え、見た目を気にする人も多いかもしれません。また、膝の外側に痛みが出ることがあります。
その他の症状として、膝が内側に入り込むため、歩行時の重心が外側に偏ることがあります。さらに腰痛や股関節痛、足首の痛みが発生することもあります。
長期的には膝関節の変形や変形性膝関節症のリスクが高まる可能性があります。
X脚の症状でお悩みなら当院にお任せください
あけぼの整骨院では、膝の負荷を少なくする為の足底サポーターや筋肉が原因の場合は脚の外側の筋肉(大腿四頭筋外側広筋、臀筋etc)を緩めたり、そこから発生する骨格の歪みをとるなどの治療をご提案させていただきます。
変形性膝関節症になってしまった場合は変形自体を治すということは手術をするしか方法がありません。しかし周りの筋を緩め骨格の歪みを減らす事で靭帯、軟骨にかかる負担を軽減させるのは可能です。
変形性関節症まで進行した場合に大切な事はそれ以上悪化させない事です!X脚で膝関節の痛みにお悩みの方は諦めずにぜひ一度ご来院ください。