ジャンパー膝は、膝にかかる過剰な負荷によって生じるスポーツ障害の一つで、膝蓋腱に繰り返し負担がかかることで炎症や損傷が生じます。この腱は、膝蓋骨(膝の皿)と脛骨(すねの骨)をつないでおり、ジャンプや着地動作の際に重要な役割を果たします。
主にジャンプを繰り返す動作が多いスポーツ選手に発生しやすい疾患です。特にバスケットボール、バレーボール、サッカーなどジャンプや急なストップ&スタート動作を伴うスポーツでよく見られます。
原因
ジャンパー膝は、腱にかかる牽引力(引っ張られる力)や圧縮力の繰り返しによって発症します。この負担により腱に微細な損傷が蓄積され、次第に炎症を起こします。
特にバスケットボールやバレーボールなどで頻繁にジャンプや着地を繰り返すことが発症に影響すると言われています。また運動フォームが悪いと、膝に余分な負荷がかかります。
さらに、太ももの前側(大腿四頭筋)と裏側(ハムストリングス)の筋力がアンバランスな場合にも、膝への負荷が増大するため、ジャンパー膝になる可能性があります。
その他の原因として、衝撃を吸収できない硬い地面や不適切な靴での運動も原因のひとつになります。
症状
ジャンパー膝は次のように段階的に進行します。
初期段階(1度)
運動後に軽い膝の痛みを感じますが、日常生活には支障がありません。痛みは休息をとると軽減してきます。
中期段階(2度〜3度)
運動中や運動後に痛みを強く感じます。痛みが長引き、日常生活でも支障をきたすことがあります。
重度(4度)
腱の構造が変化し、慢性的な痛みや腱断裂が発生します。運動どころか、歩行にも影響が出ることもあります。
このようにジャンパー膝を放っておくと痛みが増し、歩行困難になる場合もあるため、できるだけ早期の対応をお勧めします。
当院がジャンパー膝改善に際して大切にしていること
あけぼの整骨院では、ジャンパー膝の改善にあたり、今ある痛みを取るのはもちろん、原因をきちんと解消する施術で再発を防ぐことに特に力を入れています。
ジャンパー膝になるのには明確な原因があります。ただ痛みを抑えるだけでは不十分で、根本となる原因を解消して初めて、ジャンパー膝が改善したと言えるのです。
では、ジャンパー膝の原因とは何なのでしょうか。当院では、以下の3つだと考えています。
1.使いすぎ(オーバーユース)
2.大腿四頭筋(前ももの筋肉)の柔軟性、筋力の低下
3.姿勢不良(フォームの乱れ)
そこで当院では、最先端の技術を導入した姿勢分析なども取り入れながら、「正しい姿勢」「柔軟性」「筋力の強化」を重視した施術と自宅でできるセルフケアやトレーニングなどの指導を行います。
そうして身体のバランスを整え、再発しにくい身体づくりのお手伝いをさせていただいています。
あなたは今までジャンパー膝に対してどのような処置を行ってきましたか?
一般的に整形外科では、問診の後でレントゲン検査を行います。そして、そのレントゲンを基に骨の異常の有無などを確認した後、電気治療や牽引機(けんいんき)による処置、湿布や痛み止めの処方で終わることが多いようです。
その場合、いずれも痛みが引くことを目的としており、原因の解消というところまでは対応されないことがほとんどです。
他の接骨院や整体院では、マッサージで筋肉をほぐすのみの治療が多く、これだと根本的な原因の解消には至らないでしょう。
軽い症状の場合、整形外科や一般的な接骨院(整骨院)などでジャンパー膝が改善される場合もありますが、実際には、
接骨院(整骨院)などでジャンパー膝が改善される場合もありますが、実際には、
・マッサージを受けるとその時は楽になるが、すぐに元に戻るので終わりが見えない
・長い間通院しても症状が改善しない
・先生の詳しい説明がなく、今の自分の身体の状態がわからず不安になった
と悩まれている方も多くいらっしゃいます。
ジャンパー膝でお悩みの方は当院にお任せください!
あけぼの整骨院では、ジャンパー膝の原因を「姿勢不良」と「筋肉の柔軟性の低下」だと考えています。
まずは、炎症を抑え痛みを緩和させていきます。
したがって、施術にあたっては、痛みやケガで硬くなった組織を柔軟にし、姿勢の歪みを矯正することで身体を本来の良い状態に回復させることを大切にしています。
さらに、身体が整ったら、その良い状態を維持するために筋力トレーニングを行います。こちらは、通院して機械を用いてトレーニングをするか、ご自身でセルフトレーニングするかをお選びいただけます。
このように、原因に対して徹底的にアプローチをかけることで、痛みを繰り返しにくい身体づくりを一緒に目指していきたいと考えています。
もしあなたがジャンパー膝でお悩みなら、一人で悩まずにぜひ一度当院までご相談ください。