ハムストリングス肉離れは、太ももの裏側にある筋肉群(ハムストリングス)が過度に伸ばされたり、急激な力がかかった際に筋繊維が損傷する障害です。ハムストリングスは、膝を曲げたり、股関節を伸ばす働きをする重要な筋肉群で、大腿二頭筋(外側に位置)・半腱様筋(内側に位置)・半膜様筋(内側に位置)の3つの筋肉で構成されています。
この筋肉群は、ランニング、ジャンプ、急停止・急発進といった動作に大きく関与しているため、スポーツ選手やアクティブな生活を送る人々に多く発生します。
原因
ハムストリングス肉離れは、急激なダッシュやジャンプの着地で筋肉が無理に引き伸ばされることが原因で発生します。また、太ももの前側(大腿四頭筋)と裏側(ハムストリングス)の筋力バランスが崩れている場合、裏側に過剰な負担がかかります。
さらに、運動前に十分なストレッチや準備運動を行わないことで、筋肉が硬くなり、柔軟性が低下することも関係していると言われています。
他にも、筋肉が疲労していると、力を吸収する能力が低下し、損傷しやすくなるなります。過去の肉離れや慢性的な筋肉の損傷がある方もと再発しやすいので注意が必要です。
症状
ハムストリングス肉離れの症状は、損傷の程度によって異なりますが、次のような症状が一般的です。
走ったりジャンプした際に太ももの裏に突然の鋭い痛みを感じます。また、損傷が大きい場合、太ももの裏に腫れや青紫色の内出血が見られることがあります。
筋力低下により、膝を曲げたり、太ももを動かす動作が困難になることがあると言われています。さらに、脚を伸ばす、曲げるなどの動作で痛みが強まり、動きが制限されます。
痛めてしまった筋肉を早期に回復させ、再発を防ぐためにも、痛みや違和感が出たらすぐの対応をお勧めします。
肉離れの分類(重症度)
ハムストリングス肉離れは、損傷の程度によって次のように分類されます。
軽度
筋繊維の一部が損傷している状態をいいます。軽い痛みがありますが、歩行や日常動作は可能です。
中度
筋繊維が部分的に断裂し、痛みが強く、腫れや内出血が見られます。また歩行が困難になる場合もあります。
重度
筋繊維が完全に断裂した状態で、激しい痛みと著しい腫れ、内出血が発生します。自力での歩行が困難になります。
ハムストリングス肉離れでお悩みの方は当院にお任せください!
あけぼの整骨院では、ハムストリングス肉離れの改善にあたって、「早期に正しい処置を行うこと」と「筋肉の柔軟性と筋力強化」を大切にしています。
先ほども述べた通り、ハムストリングス肉離れは繰り返してしまう恐れがあります。
まずは、初期でアイシングや固定によりしっかりと炎症症状を抑え、腫れや痛みが引いてきたら筋肉の柔軟性をつけていきます。その後トレーニングを行い肉離れを繰り返さないような身体づくりを目指します。
ただ痛みを抑えるだけでは不十分で、根本となる原因を解消して初めて、ハムストリングス肉離れが改善したと言えるのです。
そこで当院では、最先端の技術を導入した姿勢分析なども取り入れながら、「正しい姿勢」「筋肉の柔軟性」「筋力の強化」の3つを重視した施術を行います。
そうして身体のバランスを整え、再発しにくい身体づくりのお手伝いをさせていただいています。
もしあなたがハムストリングス肉離れでお悩みなら、一人で悩まずにぜひ一度当院までご相談ください。