
「腰痛」は特定の病名ではなく、身体にあらわれる不調のサインのひとつです。原因は腰そのものにある場合だけでなく、仕事での姿勢や動作、日常生活のクセ、精神的ストレスなど、さまざまな要素が重なり合って起こるケースも少なくありません。そのため、ご自身の生活習慣や身体の使い方を振り返ることが、腰痛の本当の原因を知る第一歩になります。実際に、病気やケガによる自覚症状の調査では、腰痛は男性で最も多く、女性でも上位に挙げられており※、年代や性別を問わず多くの人が経験する非常に身近な症状だといえます。
※厚生労働省「平成28年 国民生活基礎調査の概況」より
腰痛の原因

特異的腰痛/神経の圧迫を伴う脊椎疾患が原因となる腰痛
腰痛の原因は一つではなく、複数の要素が重なって起こることも少なくありません。多くの腰痛は画像検査などでも明確な原因が特定できないケースですが、全体のおよそ1〜2割は、病名まで診断できる「特異的腰痛」に分類されます。
代表的なものには、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、骨粗しょう症などがあり、いずれも背骨の中を通る神経が圧迫されることで痛みが生じます。圧迫が強い場合には、腰の痛みだけでなく、脚のしびれや筋力低下といった症状を伴うこともあります。
腰椎椎間板ヘルニア
背骨の骨と骨の間には、衝撃を和らげるクッションのような役割をもつ「椎間板」が存在します。椎間板は、外側の丈夫な線維輪と、内側の柔らかい髄核からできています。
加齢や負担の積み重ねによって線維輪が傷つくと、中の髄核が外へ飛び出し、近くを走る神経を刺激・圧迫して痛みを引き起こします。腰からお尻、太もも、ふくらはぎにかけて痛みやしびれが広がるのが特徴で、いわゆる「坐骨神経痛」と呼ばれる状態です。
長時間歩いたときや、重い物を持ったときに悪化しやすく、姿勢の乱れた作業や喫煙習慣なども発症リスクを高める要因とされています。
腰部脊柱管狭窄症
加齢に伴い、椎骨や椎間板が変形したり、骨の一部がトゲ状に増殖したりすると、神経の通り道である「脊柱管」が狭くなってしまいます。その結果、神経が圧迫されて腰や脚に症状が出るのが腰部脊柱管狭窄症です。
特徴的なのは「しばらく歩くと脚が痛くなり、前かがみで休むとまた歩ける」という間欠性跛行と呼ばれる症状です。腰の痛みだけでなく、お尻や脚のしびれ、脱力感を伴うこともあります。
骨粗しょう症
骨粗しょう症は、骨密度が低下して骨がもろくなる病気で、特に背骨は影響を受けやすい部位です。軽い転倒や日常動作でも椎骨に圧迫骨折が起こることがあり、これによって神経が刺激され、慢性的な背中や腰の痛みにつながることがあります。
自覚のないまま骨折しているケースもあり、高齢者の腰痛では注意が必要な原因のひとつです。
激しい運動後の腰痛(筋筋膜性腰痛)
急に重い物を持ち上げたときや、無理な姿勢を繰り返したときなどに、筋肉やそれを包む筋膜が傷つくことで起こるのが筋筋膜性腰痛です。
筋膜は筋肉や臓器を包み、身体を支える組織ですが、過度な負担がかかると炎症や血流障害が起こり、強い痛みを生じます。多くは数日で回復に向かいますが、同じ動作を続けたり、冷えなどで血行が悪くなったりすると、痛みやしびれが長引くこともあります。
腰に起これば腰痛として現れますが、肩や背中、脚など全身のさまざまな部位で生じる可能性があります。
腰痛でお悩みの方は当院にお任せください

デスクワークの多い人は、座る時に腰に負担のかからない座り方を身につけることが大切になってきます。
当院では、丁寧なカウンセリングを行いお一人お一人に合わせた施術を行うことで根本的に改善させる治療を提供しております。
腰痛でお悩みの方は症状が悪化する前に、ぜひ一度当院にご相談ください。

